SNS上には「1分で左右の目を揃えるマッサージ」や「骨気(コルギ)による輪郭矯正」といった情報が氾濫している。しかし、日本形成外科学会や日本美容外科学会 (JSAPS) に所属するエキスパート医師たちは、過度な摩擦や圧迫がもたらす重大なリスクを一貫して指摘してきた。
まぶたの皮膚は人体の中で最も薄く、わずか0.5ミリ程度しかない。強い力で揉みほぐす行為は、まぶたを支えるデリケートな腱膜を断裂させ、かえって眼瞼下垂を悪化させる引き金になる。一時的な血流改善でむくみが取れ、対称になったように錯覚しても、組織内部では修復不可能なダメージが蓄積しているケースが後を絶たない。