ネット上のコミュニティや検索エンジンでは、時折「ペンギンの問題 打ち切り 理由」という不穏なワードが浮上することがあります。しかし、出版業界の記録および当時の誌面構成を検証すると、「不人気による打ち切り」という言説は明確な事実誤認であることが分かります。
無印版『ペンギンの問題』の最終回(単行本第15巻収録)は、これまでの不条理ギャグの集大成ともいえる壮大なメタフィクション展開で描かれました。突如としてシリアスな世界観に突入し、ベッカムが仲間たちとの別れを告げるかのような劇的な演出が施されたものの、オチでは何事もなかったかのように日常へ回帰。読者の予想を裏切るギャグ構造を貫いたまま幕を閉じました。
連載終了の真の理由は、作品のブランド力を維持したまま新たな読者層を取り込むための「リニューアルに伴う発展的リセット」です。事実、無印版の連載終了から間を置かず、翌月からは新章となる『ペンギンの問題+(プラス)』がスタートし、さらにその後は『ペンギンの問題MAX』へと看板を架け替えながら継続しました。通算で約8年半にわたり看板を張り続けた実績は、コロコロコミックの歴史においても屈指のロングラン記録です。