シャンパングラスの正しい持ち方とは?ボウルNgの真相と国際マナー

シャンパングラスの正しい持ち方とは?ボウルNgの真相と国際マナー

シャンパングラスの正しい持ち方とは?ボウルNgの真相と国際マナーについて知っておくべき 事実を分かりやすく解説いたします。

ワイン愛好家や資格保持者の集まる場で見かけるのが、グラスのベース(丸い台座部分)を親指と人差し指で挟み込むように持つスタイルです。これはソムリエが推奨するテイスティング作法として知られていますが、社交パーティーの現場にそのまま持ち込むことには賛否が分かれます。

ソムリエがベースを持つのは、液体の色調や清澄度を真上・真横から観察する際、自分の手が視界の邪魔にならないようにするための職業的な技術です。また、ボウル内の液体を回して空気に触れさせる「スワリング」を卓上で行いやすいという機能的な意図もあります。しかし、立食パーティーや披露宴において一般ゲストがこの持ち方をすると、「気取りすぎている」「プロぶっていて近寄りがたい」というネガティブな印象を周囲に与えかねません。加えて、ベース持ちは支点が下すぎるため、グラスの揺れがダイレクトに増幅され、歩行時に中身が跳ねてしまうリスクを伴います。

【プロの結論】TPOと人間関係に応じた持ち方の選択基準

対人コミュニケーションの観点から導き出される持ち方の基準は、自己主張ではなく「その場の主役と空気に同調すること」にあります。格式高い結婚式やラグジュアリーホテルのレセプションでは、ステムの中央を優美に持つ日本の標準作法を選ぶのが最も安全で好印象です。一方、気の置けない友人とのホームパーティーや、混雑を極めるカジュアルなスタンディングバーであれば、安定性を優先してボウル下部を自然に支えても何ら恥じることはありません。形式にとらわれすぎて身体を強張らせるのではなく、環境に即した自然体を選択できる柔軟性こそが、大人の教養といえます。

木村 陽翔
著者

木村 陽翔

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。