ファンダムにとって、国宝級イケメンランキングでの首位獲得や殿堂入りは、単なるファン内の名誉にとどまりません。それは「推しの社会的価値を高め、次の大型仕事を手繰り寄せるための実利的なプレゼン」としての意味合いを帯びています。
SNS上では、投票期間が始まると「#国宝級イケメンランキング」「#推しを国宝に」といったハッシュタグが飛び交い、未成年ファンから社会人ファンまでが一丸となって啓発画像を制作・拡散する光景が日常化しています。知恵袋やコミュニティ掲示板には「どうすれば無効票にならずに推しに票を届けられるか」「友人に布教するための推薦文の書き方」といったノウハウが蓄積されています。
かつて目黒蓮がNOW部門で連覇を達成した際、ファンコミュニティでは「これで堂々と一般層に自慢できる」「silentでの努力が正当に報われた」という歓喜の涙が共有されました。また、2連覇によって「殿堂入り=卒業」を迎える瞬間は、戦いからの解放感と、我が子が旅立つような誇らしさが入り混じった独特の感情が生まれます。
この「ファンの献身的な行動が、雑誌という老舗メディアを通じて社会公認の称号に結実する」という成功体験こそが、10年以上にわたって本企画の熱量を冷めさせない最大の推進剤となっています。