胸の苦しさを感じた際、最も警戒すべきなのは狭心症や心筋梗塞といった虚血性心疾患です。心臓病とストレス性胸痛の見分け方を押さえておくことは、適切な初動対応を取る上で極めて大切です。
以下のチェックリストを参考に、病院受診の目安と緊急性を冷静に判断してください。
■ 直ちに救急車を呼ぶべき危険なサイン(緊急度:高)
・胸が焼けるように痛い、巨大な岩で押しつぶされるような激圧迫感がある
・痛みが20分以上持続し、冷や汗、吐き気、顔面蒼白を伴う
・左肩、腕、首、あご、背中にかけて痛みが広がる(放散痛)
・立っていられないほどの強いめまいや意識の混濁がある
■ ストレス性が疑われる特徴(まずは通常の外来受診へ)
・「チクチク」「ピリピリ」とした針で刺すような痛みが数秒~数分で消える
・痛む場所を指一本でピンポイントに指し示せる
・深呼吸や上半身の体勢を変えたときに痛みが変化する
・ストレスを感じている最中や、ホッと緊張が解けたタイミングで出現しやすい