零番隊に対するファンダムの熱量は、作品の歴史の中でも最もドラマチックな変遷を辿りました。
2014年から2015年にかけての原作連載時、ネット掲示板やSNSでは「あれだけ煽っておいて瞬殺か」「護廷十三隊より強い設定はどこへ行ったのか」といった厳しい意見や失望の声が支配的でした。検索エンジンでは長年にわたり「零番隊 なぜ弱い」「零番隊 かませ」といったサジェストワードが上位に並び続けるという憂き目を見ていたのです。
しかし、アニメ第26話が世界同時配信された夜、状況は一変しました。X(旧Twitter)では「千手丸の卍解」「零番隊」が日本国内のみならず世界トレンドの1位を席巻。「10年越しの名誉挽回」「久保先生、これを描きたかったのか」「演出と作画が劇場版クオリティを超えている」と絶賛の嵐が巻き起こりました。アニメという媒体を通じて、原作者の真意と設定の完全版が提示されたことで、零番隊は「BLEACH史上屈指のカリスマ集団」としての絶対的な地位を取り戻したのです。