政治家と芸能人では、教団との関わり方に構造的な差異が見られます。
政治家の場合、選挙活動における無償の運動員提供や組織票の獲得という「実利的なギブアンドテイク」が存在していた事例が多く報告されました。一方、芸能人・タレントに対する教団のアプローチは、「社会的信用と知名度の収奪」が主目的でした。
教団のフロント組織は、高額な出演料を提示したり、国際連合の関連NGOであることを強調したりして芸能事務所にオファーを出します。事務所側も宗教団体本体ではなく別名称の一般社団法人やNPO名義で依頼されるため、事前のリサーチをすり抜けてしまう落とし穴がありました。こうして撮影された映像や写真は、教団内部で「あの有名人も我々を支援している」という信者向けのマインドコントロール強化や、新規勧誘のツールとして悪用されたのです。