賃貸住宅に住むユーザーにとって、退去時の原状回復費用は切実な問題です。鴨居フックの固定ネジを素の木枠に直接締め付けると、木材の表面がへこんだり、塗装が剥がれたりするトラブルが発生します。
現場取材で見えてきた、原状回復トラブルを完璧に防ぐ養生手順を解説します。
まず必須となるのが、弱粘着性のマスキングテープによる下地保護です。取り付け箇所の木枠にマスキングテープをあらかじめ2〜3重に貼り付けます。直接の摩擦や塗料の移染を防ぐバリア層の役割を果たします。
さらに、ネジの先端やフックの挟み込み部分に、家具用フェルトシールや厚さ1mm程度のゴムシートを貼り付けてから固定します。ネジを強く締め込んでも圧力が面全体に分散され、木材にピンポイントの圧痕が残るのを完全に防止できます。