空調メーカー各社は、室外機の日除けについてどのような公式見解を示しているのでしょうか。業界をリードするダイキン工業およびパナソニックの技術公開情報を検証します。
ダイキン工業の公式発表資料によると、室外機の日差し対策として「すだれ」や「よしず」の活用自体は否定していません。ただし、極めて重要な条件として「室外機から1メートルほど離して立てかけること」を強く推奨しています。よしずを室外機本体に直接立てかけると排熱を吸い込んで逆効果になるため、日陰を作りつつも風が通り抜ける距離感を保つことが絶対条件とされています。
パナソニックも同様に、直射日光を遮ることによる温度上昇抑制のメリットを認めつつも、最優先すべきは「吹き出し口の前方に十分なスペースを確保すること」と明言しています。メーカー各社が一貫して主張しているのは、日除けの有無以上に「スムーズな空気の流れを1ミリも阻害しないこと」がエアコン本来の省エネ性能を引き出す絶対防衛線であるという事実です。