産業廃棄物処理や遺品整理・片付け代行を依頼する際、料金体系は「1立米あたりいくら」という体積単価で提示されるケースが一般的です。2024年以降に進んだ物流コストの改定や最終処分場の受入逼迫、環境負荷低減コストの反映を受け、2026年現在の立米相場は以前より高止まりの傾向を見せています。
産業廃棄物処理業者の公表資料や中間処理施設の最新料金表を横断調査した、2026年時点の産廃処分立米単価相場は以下の通りです。
- 木くず(解体木材・パレットなど):6,000円〜12,000円 / 立米
- 廃プラスチック類:15,000円〜25,000円 / 立米
- コンクリートガラ(無筋):4,000円〜7,000円 / 立米
- 混合廃棄物(分別されていないゴミ):18,000円〜30,000円 / 立米
- 石膏ボード:18,000円〜28,000円 / 立米
分別が徹底されていない「混合廃棄物」になると、中間処理施設での手選別コストが上乗せされるため、単一品目の倍近い立米単価が請求されます。
一方、一般家庭を対象とした不用品回収サービスの立米単価相場は8,000円〜15,000円前後です。ネット広告で頻繁に見かける「軽トラ積み放題プラン:15,000円〜25,000円」は、容積換算すると「約1.5〜2.0立米まで詰め込んでこの価格」という計算式に基づいています。
ただし、ここには料金トラブルに発展しやすい業界特有の仕組みが潜んでいます。広告に記載された基本プラン料金には「搬出作業費」「階段作業料金」「家電リサイクル料金」「車両出張費」が含まれておらず、荷物を積み終えた段階で「規定の立米を超えた」「単品回収の対象品が混ざっている」として想定の倍以上の請求書を突きつけられる被害が後を絶ちません。