Q1:不思議の国のアリス症候群は、大人になると自然に完治する病気ですか?
A1:小児期に発症したケースの大半(約85%以上)は、脳の神経ネットワークの発達とともに思春期前後で自然に消失します。ただし、大人になってから片頭痛の体質化や過労、強いストレスをきっかけに再発したり、成人後に初発するケースも存在します。恒久的な脳障害を残す病気ではないため、原因となっている生活習慣や片頭痛を適切にコントロールできれば、発作が起きない寛解状態を維持することは十分に可能です。
Q2:発作中に車の運転や仕事を続けても問題ありませんか?
A2:絶対に避けてください。空間の距離感や物の大きさが正確に把握できなくなるため、自動車の運転や機械の操作、階段の昇降などは重大な人身事故や転落につながる極めて危険な状態です。発作の兆候を感じたら直ちに安全な場所へ停車し、作業を中断して視界が正常に戻るまで静かに安静を保ってください。
Q3:何科を受診すればよいか迷っています。近所の眼科や内科でも診断できますか?
A3:眼球自体の病気ではないため、一般的な眼科クリニックでは「視力・眼底ともに異常なし」と判断されることがほとんどです。まずは「脳神経内科」あるいは日本頭痛学会が認定する専門医が在籍する「頭痛外来」の受診を強く推奨します。小児の場合は「小児科」、特に小児神経を専門とする医師がいる総合病院を選ぶと、EBウイルス感染後の精査を含めて最もスムーズです。