KICKがディープテック領域のエンジニアから熱狂的な支持を集める背景には、極めて高スペックなKICK研究開発施設の仕様があります。施設内には、クリーンルーム対応区画、ウェットラボ対応スペース、天井高5メートル以上を確保した試作ファクトリーエリアが整然と配置されており、屋外には自律走行車両やスマート農業機械の実道走行テストが可能な専用ヤードを備えています。
起業家や事業開発担当者にとって極めて切実なけいはんなオープンイノベーションセンター利用料金の設定についても、一般的な都心部のインキュベーションオフィスと比較して戦略的な価格設定が維持されています。京都府による公的支援スキームが組み込まれているため、スタートアップのシード期からアーリー期におけるキャッシュバーンを大幅に抑えることが可能です。
固定費の低さに加えて特筆すべきは、共用の商談ブース、コワーキングスペース、最大数百名規模を収容できるプレゼンテーションホールまでがパッケージ化されている点です。設備投資に莫大な資金を投じられないシードステージの企業にとって、初期投資を極小化しながらエンタープライズ顧客を招き入れられるプレゼンスを備えていることは、ビジネス上の強烈な武器となっています。