百味ビーンズと双璧をなす人気アイテムが「カエルチョコレート(Chocolate Frog)」です。映画第1作でホグワーツ特急の窓から飛び跳ねて逃げていったあの蛙を模した、重厚感あふれる逸品です。
まず知っておくべきは、その圧倒的なボリューム感です。一般的な板チョコレートが1枚あたり約50g前後であるのに対し、このカエルチョコの重量は約160gにも達します。中身は空洞ではなく、ソリッドなミルクチョコレートの塊です。取材現場でも「包丁で叩き割らないと歯が立たない」「一口で食べ切るのは到底不可能で、タッパーに入れて1週間かけて食べた」という声が多数聞かれます。カカオの濃厚な甘味が強く、英国風のクラシックなレシピが採用されています。
価格面では、世界的なカカオ豆の歴史的高騰や輸送コストの上昇を背景に、2024年から2026年にかけて緩やかな改定が行われました。USJおよびスタジオツアー東京での実売価格は約1,400円〜1,500円(税込)で推移しています。決して駄菓子感覚で買える価格帯ではありませんが、五角形の豪華な金箔押し化粧箱と、後述するオマケカードのクオリティを考慮すれば、記念碑的コレクターズアイテムとしての割安感すら漂います。
ファンが血眼になって集める「偉大な魔法使いカード(Chocolate Frog Cards)」は、角度を変えると絵柄が動く3Dレンチキュラー印刷仕様となっています。現在確認されている主な封入カードのラインナップは以下の通りです:
- アルバス・ダンブルドア(最もアイコニックで遭遇率が高いとされるが人気の衰えない定番)
- ゴドリック・グリフィンドール(剣を携えたグリフィンドール寮の伝説的創設者)
- サラザール・スリザリン(蛇を従えた冷徹な表情が光るスリザリン創設者)
- ロウェナ・レイブンクロー(知性を象徴するティアラを戴くレイブンクロー創設者)
- ヘルガ・ハッフルパフ(黄金のカップを手にした温厚なハッフルパフ創設者)
- ギルデロイ・ロックハート(自信に満ちた笑顔を振りまく元闇の魔術に対する防衛術教授)
- ギャリック・オリバンダー(杖作りの第一人者、繊細な肖像画が特徴)
ランダム封入のため、お目当ての魔法使いを引き当てるために何度も買い直すリピーターが多く、ファンの間では交換トレードも活発に行われています。