MHXXにおける太刀を語る上で避けて通れないのが、前作『MHX』で頂点に君臨していたブシドー太刀評価の現在地です。ブレイヴスタイルの圧倒的な爆発力の影に隠れがちですが、実態としてのブシドースタイルは決して産廃化したわけではありません。
コミュニティや熟練者の生の声を集約すると、両者には以下のような明確な意識の断絶と棲み分けが存在しています。
「ブレイヴはモンスターの行動を完全に把握して初めて真価を発揮するが、初見モンスや苦手な相手にはジャスト回避の猶予が長いブシドーの方が圧倒的に乙(戦闘不能)を減らせる」
「ジャスト回避後の『気刃無双斬り』を当てる隙がG級モンスターの高速化で減った。その点、剛気刃斬りでその場でカウンターを取れるブレイヴのほうが手数を維持しやすい」
ブシドー太刀の強みは、モンスターのあらゆる攻撃判定をすり抜けられる「ジャスト回避」の無敵時間の広さにあります。しかし、反撃技である気刃無双斬りのモーションが重く、弱点部位へ正確にヒットさせることが難しいという構造的弱点がありました。一方、ブレイヴ太刀は回避ではなくその場で迎え撃つため、モンスターの頭部や弱点に高火力を集中させやすいというアドバンテージを持っています。
生存と安定を最優先するならブシドー、自らの技術でモンスターを制圧し最速討伐を目指すならブレイヴという構図は、本作のアクションゲームとしての奥深さを象徴しています。