ネット上のコミュニティや知恵袋、SNSを調査すると、ソフトエレガントと診断された一般読者から噴き出しているのは「嬉しさ」ばかりではありません。
「診断結果を見て、オフィスカジュアルしか着られない人間だと宣告された気分になった」「トレンドのオーバーサイズを着るとだらしなく見える」「メイクをしても映えず、結局すっぴん風の地味な印象から抜け出せない」といった悲鳴に近い投稿が散見されます。
この「地味見え」の正体について、現場で女優やモデルのスタイリングを手掛けるトップヘアメイクは次のように背景を明かします。
「ソフトエレガントの方の顔立ちは、キャンバスに例えるなら極上のシルクです。そこに原色のアクリル絵の具をぶつけたり、逆に何も塗らずにシワの寄った服を着せたりすると、素材の良さが一瞬で消えてしまう。彼女たちが『地味』に見えるのは、個性が足りないのではなく、コントラストの付けすぎ、または素材選びの失敗が原因です」
実際に、吉高由里子や松嶋菜々子がドラマのオフショットや取材現場で見せる私服を分析すると、決して派手な原色や尖ったストリートウェアは選んでいません。上質なウール、とろみのあるシルク混のブラウス、淡いトーンオントーンの配色など、「質感」に徹底的に投資していることが分かります。装飾で盛るのではなく、テクスチャーの質感を整えることこそが、ネットの誤解を打破する最大の鍵となります。