歩くだけで周囲の空気を一変させるのが、足が長い大型犬の魅力です。その代表格であるボルゾイは、かつてロシアの皇帝や貴族がオオカミ狩りに用いた狩猟犬でした。威風堂々たるサイズ感から「攻撃的ではないか」と誤解されがちですが、ボルゾイ性格と特徴を紐解くと、室内では驚くほど静かで穏やかな「大型の猫」のような気質を持っています。家族と適度な距離感を保ちながら静かに寄り添う気高さがあり、無駄に騒ぎ立てることは滅多にありません。
対照的に、中型犬サイズで爆発的な俊敏性を持つのがウィペットです。全速力時のウィペット走る速さは時速50〜60km前後に達し、初速の加速力においてはスポーツカーに匹敵します。ドッグランで解き放たれた瞬間の弾丸のような疾走感と、家の中で毛布にくるまって一日中眠り続けるギャップは、多くのウィペットオーナーを虜にして離しません。
さらに神秘的な歴史を持つのがサルーキです。「アッラーの贈り物」として砂漠の遊牧民ベドウィン族に大切に育まれてきた彼らは、非常に誇り高く、初対面の人間に媚びることはありません。気になるサルーキ寿命と飼育費用ですが、過酷な砂漠で淘汰されてきた頑健な血統ゆえに、大型犬としては異例の12〜14年という長寿を保つ個体が目立ちます。ただし、毎月のプレミアムフード代、定期的なドッグラン利用料、夏場の徹底したエアコン管理などを含めると、生涯の飼育費用は一般的な大型犬を優に超える450万〜600万円規模に達することを覚悟しなければなりません。