歴代のシグネチャーモデルを振り返ると、その系譜は「足首保護とクッション性の模索期」から「FLOWテクノロジーによる敏捷性の極致」へと明確にシフトしています。キャリア初期に度重なる足首の捻挫に苦しんだカリーの要望を反映し、初期モデルは高めのハイカットと硬質なサポートパーツが特徴でした。しかしプレイスタイルの確立と足首の強化に伴い、モデルを重ねるごとにローカット化とフレキシビリティの向上が進められてきました。
2023年末に登場し完成形と称されたカリー11(Curry 11 "Future Curry")では、密度の異なる2層のフォームを組み合わせた「デュアルデンシティUA FLOW」を初採用。踏み込み時の衝撃吸収と蹴り出し時の反発性を高次元で両立させ、アッパーにはフィット感を均一に保つ編み込み技術「IntelliKnit」が惜しみなく投入されました。
そして2024年から2026年にかけてコートを席巻するカリー12(Curry 12)では、横方向への強烈なステップバック時に生じるブレを抑えるため、外側中足部に配置されたシャンクプレートの剛性がさらに強化されています。歴代モデルの進化と実用スペックの違いは、以下の比較データに集約されます。