「生理前になると彼女が急に不機嫌になる」「理由もなく泣き出す」という現象の正体は、PMS(月経前症候群)です。生理の3日〜10日ほど前から始まり、生理が来ると嘘のように症状が落ち着くのが特徴です。
排卵後から生理直前にかけて、女性ホルモンである「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の分泌量が急激に乱高下します。このホルモンのジェットコースターによって脳内の神経伝達物質(セロトニンなど)や自律神経が大きく乱され、メンタルが完全に制御不能になります。
本人も「怒りたくない」「理不尽に当たって申し訳ない」と頭ではわかっているのに、脳のブレーキが効かなくなっています。男性で例えるなら、「猛烈な寝不足と二日酔いが重なり、強いストレスがかかった極限状態」で生活しているようなものです。理屈で言い返したり説教したりせず、「ホルモンが暴れているだけ」と割り切って受け止める寛容さが求められます。