若頭とは、任侠組織において組長(親分)の直参子分(若中)たちの筆頭であり、組織のナンバー2に位置する役職です。一般企業でいえば、会長や社長にあたる組長に対し、実務を取り仕切る「副社長」や「最高執行責任者(COO)」に相当します。
任侠界の階級制度は、親分と子分の「疑似血縁関係」を基盤に構築されています。そのピラミッド構造の中で、若頭は子分全体のリーダーとして組織を統率し、組長の意向を現場へ徹底させる要の役割を担っています。
日常の指揮命令系統において、構成員が組長へ直接意見具申を行うことは原則として許されず、すべて若頭を経由するのが鉄則です。この仕組みこそが、組織図におけるナンバー2としての若頭に強大な権力が集中する最大の要因となっています。