敦賀市呉羽町に位置していたニューサンピア敦賀の敷地は、すでに解体工事が進められ、かつての威容を残す建物は姿を消しました。現在現地を訪れても、ホテル棟やスケート場があったエリアは更地化・整備段階へと移行しており、施設としての営業再開の道は完全に途絶えています。
元々は旧厚生年金福祉施設「サンピア敦賀」として国の主導で建設され、その後の年金福祉施設再編に伴い民間事業者へ譲渡された経緯を持ちます。運営会社のもとで「ニューサンピア敦賀」として再出発し、宿泊施設、宴会場、ランチバイキングで賑わうレストラン、天然温泉の大浴場、そして屋内アイススケートリンクを備えた大型リゾートとして地域経済を支えてきました。
しかし、2026年春にスケートリンクの休止とホテルの閉館が相次いで発表され、惜しまれつつもその歴史に幕を下ろしました。敦賀市や地元経済界を巻き込んだ協議も行われましたが、建物の耐震性問題や設備延命にかかる巨額の費用負担が重くのしかかり、最終的に解体という苦渋の決断が下されました。