ネット上の情報やSNSでは、「高速道路が事故で止まったら、直前のICですぐに下道(一般道)に降りるのが鉄則」という言説が頻繁に語られます。しかし、徳島自動車道においてこの短絡的な判断を下すことは、かえって致命的なタイムロスを招く危険な誤解です。
徳島道に並行する主要な一般道は国道192号および吉野川北岸を走る県道12号などですが、これらの道路はもともと地域住民の生活道路であり、信号機の密度が極めて高く、右左折レーンの整備も限られています。高速道路から吐き出された何千台もの通過車両や大型物流トラックが一斉に流入すると、市街地交差点で身動きが取れないボトルネック渋滞が発生します。平均通過速度が時速10km以下に落ち込むことも珍しくなく、結果として本線上で解除を待っていたほうが圧倒的に早く目的地へ到達できたという事態が頻発しているのです。
推奨される徳島自動車道 迂回路 ルートの選択は、決して「最寄りの下道」に頼ることではありません。徳島ICから西へ向かう場合や関西方面へ抜ける場合など、移動のスケールに合わせて高松自動車道や神戸淡路鳴門自動車道、さらには高知自動車道を活用した「広域迂回ネットワーク」を選択することが、最も確実なリスク回避策となります。