『マッサン』完走後、シャーロット・ケイト・フォックスの活躍は日本とアメリカの双方で加速しました。一過性の外国人タレントとして消費されることなく、本格派女優としての道を切り拓いていった足跡は目を見張るものがあります。
2015年には、テレビ朝日系ドラマスペシャル『名探偵キャサリン』で日本の民放ドラマ初主演を飾り、堪能になった日本語と愛嬌ある演技でシリーズ化を果たすほどの支持を集めました。さらに、フジテレビ系の連続ドラマ『OUR HOUSE』では芦田愛菜とダブル主演を務め、話題を呼びました。
彼女の才能が国際的に結実した象徴的な出来事が、名作ミュージカル『シカゴ』の主役ロキシー・ハート役への抜擢です。アメリカ・ブロードウェイの本拠地で堂々たる主演を務めた後、来日公演でも喝采を浴び、日米のエンターテインメント界を股にかけるトップパフォーマーとしての地位を証明しました。
さらに2019年には、NHK大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』に出演。日本近代スポーツの父・嘉納治五郎らとともに黎明期の体育教育に尽力した大森兵蔵の妻、大森安仁子(アニー)役を熱演しました。異国の地で日本を愛し、近代化を支えた実在の女性像を再び演じきった姿は、朝ドラのエリーを知るファンにとって胸を熱くさせる名演となりました。