一度に複数の業務をこなそうとする「マルチタスク」は、一見すると効率的に見える。しかし、ハーバード・ビジネス・スクールをはじめとする世界の研究機関による実証実験では、マルチタスクが脳のIQを低下させ、作業ミスを急増させることが明らかになっている。実際には複数の作業を同時に行っているのではなく、脳が高速でタスクを切り替えているに過ぎず、そのたびに膨大な切り替えコストが発生しているのだ。
本質的な業務効率化を達成するためには、「シングルタスク」への完全移行が求められる。1つの作業に集中している間は、チャットツールの通知をオフにし、ブラウザの不要なタブを閉じる。デジタル環境の誘惑を物理的に遮断することで、集中状態に入りやすくなり、従来の半分の時間で高品質なアウトプットを生み出せるようになる。