地域密着型スーパーとして長年親しまれていた株式会社ツジトミが、前触れなく暗転したのは2016年9月末のことでした。前日まで通常通り営業していた売り場に、突如として「都合によりしばらく休業いたします」といった旨の告知が貼り出され、そのままシャッターが固く閉ざされたのです。買い物に訪れた常連客や、納品のためにトラックを乗り付けた取引業者たちが店頭で立ち尽くす姿が各店で目撃されました。
信用調査会社や報道各社の当時の取材データによると、同社は資金繰りが限界に達した段階で事業継続を断念。全店舗の営業停止と同時に事後処理を弁護士へ一任し、京都地方裁判所へ自己破産を申請しました。最終的に確定したツジトミの負債総額は約6億〜9億円台(関連債務含む)と推計され、地元の中小卸売業者や精肉・青果の納入企業にも大きな連鎖ショックを与える結果となりました。