ネット上の情報では「白目の出血は放置して問題ない」という論調が目立ちますが、これには重大な盲点が存在します。無害な結膜下出血の陰に、治療を要する別の眼疾患や深刻な全身疾患が潜んでいるケースがあるためです。
盲点1:コンタクト装用者の角膜障害・感染症の併発
「コンタクトを外したときに白目に赤い点ができていた」という場合、単なる結膜の擦れだけでなく、角膜(黒目)に微細な傷がつき、そこから細菌感染を起こしているリスクがあります。黒目の濁りや痛みを伴う場合は角膜潰瘍へ進展する恐れがあるため、放置は厳禁です。
盲点2:結膜下出血を何度も繰り返す背景要因
数ヶ月に一度、あるいは毎月のように白目の出血を繰り返す場合、それは眼球だけの問題ではありません。背景に高血圧、動脈硬化、糖尿病、腎臓疾患、血小板減少症といった血管障害や凝固異常が隠れている確率が高まります。血管壁が脆くなっていたり、血圧の急激な変動によって毛細血管に耐えがたい圧力がかかっている証左であり、内科的な血液検査や血圧コントロールが不可欠となります。