メリットが際立つ出張洗車ですが、依頼前に把握しておくべき構造的なデメリットや制約が存在します。これらを知らずに予約すると、トラブルに発展するケースがあります。
まず挙げられるのが、極度の泥汚れ・オフロード走行後の汚れに対する限界です。水なし・少水洗車はホコリや雨ジミには絶大な効果を発揮しますが、ホイールハウス内やアンダーフロア(車体底部)に分厚く固着した泥土を落とすには大量の水圧が必要です。オフロード走行直後の車両は、事前に下回り洗浄を行ってから依頼するか、出張業者が高圧洗浄機を積載しているタイプか確認する必要があります。
次に、分譲・賃貸マンションの駐車場における管理規約の壁です。マンションの地下駐車場や機械式立体駐車場では、以下の点に留意しなければなりません。
多くのマンション規約では「共用部での洗車行為の禁止(排水溝の詰まりや漏水防止)」が定められています。出張洗車の多くは床面に水をほとんど垂らさない完全拭き取り型であるため規約違反に当たらないケースが多いものの、外部業者が敷地内に立ち入ること自体に申請が必要な物件もあります。隣の駐車車両との間隔が極端に狭く、ドアの開閉や人の通り抜けが困難な場所では、安全確保のために施工を断られることがあります。
トラブルを避けるためには、予約時に「マンションの平面駐車場である」「水を使用しない作業である」ことを管理会社やコンシェルジュに一言確認しておくのが最も安全です。