代表チームの強化と戦術構築を牽引するのは、続投が決まり長期政権を築くトム・ホーバスヘッドコーチです。ホーバスHCが掲げる「5アウト(全員がスリーポイントラインの外側に位置するオフェンス形態)」と「ハイペース・ハイボリュームのスリーポイント試投」、そして「激しいオールコートプレス」という基本戦術は、世界の体格差を乗り越えるための不変のフィロソフィーとなっています。
直近の代表登録メンバーの骨格と、戦力動向は以下の通りです。
チームの心臓として国内外から熱視線を浴びるのが河村勇輝選手です。メンフィス・グリズリーズとのツーウェイ契約を経てNBAの舞台で確かな足跡を残し続ける若き司令塔は、ディフェンスの裏を突くノールックパスと電光石火のドライブで代表のオフェンススピードを一段上の次元へ引き上げています。NBAの過密日程やチーム事情により、FIBAウィンドウごとの合流には都度調整が伴いますが、コートに立った際の影響力は群を抜いています。
また、国内Bリーグ復帰後も圧倒的なリーダーシップと万能性でチームを牽引する渡邊雄太選手や、勝負どころでのクラッチシュートが光る比江島慎選手、攻守でテンポをコントロールする富樫勇樹選手といったベテラン陣の存在感も健在です。さらに、NCAAや海外プロリーグで武者修行を重ねるジェイコブス晶選手や川島悠翔選手など、2000年代生まれの長身ウィング陣がロスター争いに激しい刺激を与えています。