大型免許や二種免許(タクシー・バスなど)の更新時、多くのプロドライバーが苦戦するのが「深視力検査(三桿法=さんかんほう)」です。並んだ3本の棒のうち、中央の1本だけが前後に往復運動し、3本が一直線に並んだと感じた瞬間に手元のボタンを押すテストですが、3回の測定平均誤差が20mm(2.0cm)以内でなければ不合格となります。
深視力検査で不合格になる主な理由は、左右の視力バランスの崩れ(不同視)や、乱視の未矯正による遠近感のズレです。特に加齢や疲労によって調節力が低下すると、棒が手前にあるのか奥にあるのかの距離感がつかみにくくなります。
現場で役立つ三桿法のコツは、棒の「影」や「太さ・明るさの変化」を捉えることです。中央の棒が奥から手前へ移動してくる際、両端の固定棒と同じ太さ・鮮明さになった瞬間を狙うのが基本セオリーとされています。また、棒を凝視し続けると残像効果で位置が分からなくなるため、検査開始時は遠くを見ておき、棒が並びかける手前のタイミングで焦点を合わせるリズム感を意識すると合格率が大幅に向上します。