前身番組である『できるかな』のノッポさんとゴン太くんからバトンを受け継ぎ、1990年4月にスタートした『つくってあそぼ』。無口だった前任者たちに対し、「おしゃべりをしながら工作の楽しさを伝える」という新たな試みで始まったこの番組で、主役の二人には緻密なキャラクター設定が施されていました。
わくわくさんの相棒であるゴロリのクマとしての年齢設定は「5歳」。幼稚園の年長クラス前後にあたる男の子という位置づけです。少しやんちゃでお調子者、好奇心旺盛でありながら、実はわくわくさんよりも手先が器用で力持ちというユーモラスなキャラクター造形がなされていました。「わくわくさーん、これどうやって作るの?」とおねだりしつつ、時にはわくわくさんをリードしてしまう絶妙な掛け合いは、当時の子どもたちにとって身近な友達そのものでした。
一方、わくわくさんを演じた俳優の久保田雅人さんは、劇団活動を経てオーディションでこの役を射止めました。トレードマークとなった赤いキャップと黒縁メガネ、黄色いシャツにベストというスタイルは、工作が引き立つ明るい配色と、親しみやすさを徹底的に計算して生み出されたものです。