なんJにおける『デスノート』の浸透度を語る上で欠かせないのが、掲示板カルチャー特有のミーム(流行語・コピペ)化です。特に有名なのが「夜神月 駄肉 元ネタ」に関する一連の現象です。
原作第1巻の初期、月が自室で女性のグラビア雑誌をカモフラージュとして開きながら完全犯罪を企てる場面や、弥海砂・高田清美といった好意を寄せる女性陣を「都合の良い道具」として冷淡に品定めする態度から、掲示板住民によって「月が女の体の一部を『駄肉』と見下している」というパロディネタが生まれました。実際には原作に「駄肉」という台詞は存在しないものの、月のあまりにも冷徹でストイックなキャラクター性と絶妙にマッチしていたため、いつの間にか「月が言いそうな名言」としてコピペ化され、定着してしまったという経緯があります。
また、「デスノート コピペ 名言」として名高いのが、最終局面での夜神月の演説です。
「世の中に悪人はいる。そいつらは生きているだけで害悪だ。誰かが裁かなければならない…僕は新世界の神だ!」
この傲慢極まりない宣言に対し、ニアが「いいえ、あなたはただの人殺しです」と容赦のない一言で切り捨てるコントラストは、ネット上で論破テンプレとして改変され、日常の些細な諍いから政治・スポーツの話題に至るまで幅広く引用されています。
さらに「デスノート アニメ 名シーン 議論」においては、荒木哲郎監督率いるマッドハウスの狂気的な演出が必ず話題に上ります。ペンを走らせるだけで稲妻が走り、ポテチの袋に手を突っ込むシーンで荘厳な聖歌が響き渡るケレン味は、放送後十数年を経た現在もMAD動画や切り抜き動画で若い世代へと再生産され続けています。「シリアスを突き詰めすぎると爆笑になる」という演出理論の教科書として、なんJ民の感性を刺激し続けているのです。