多くの人が最も恐れるのが術後の痛みと外見の変化です。筆者が克明に記録した抜歯後の経過とリアルな体験談を時系列で振り返ります。
【術後当日〜翌日】:痛みの始動と出血
麻酔が切れるとジワジワとした鈍痛が広がりますが、処方されたロキソニン等の鎮痛剤を指示通りに服用していれば、耐えられない激痛には至りません。唾液に血が混じり続けますが、ティッシュで軽く押さえる程度に留めます。
【術後2日目〜3日目】:痛みと腫れのピーク
親知らず抜歯の痛みのピークおよび腫れの最大値は、手術当日ではなく術後48時間から72時間後にやってきます。鏡を見ると、まるで顎の下にゴルフボールを詰めたかのようにフェイスラインが四角く変形し、両頬がパンパンに膨れ上がりました。口が指1本分しか開かない開口障害も重なり、喋ることすら一苦労です。
親知らずの腫れはいつまで続くのかという点について、筆者の場合は4日目から徐々に引き始め、術後7日目の抜糸を迎える頃には約8割が落ち着き、黄色い内出血痕を残して2週間で完全に消失しました。
この回復期において最も警戒すべき合併症がドライソケットの症状です。抜歯した穴を塞ぐ血餅(血の塊)が剥がれ落ち、顎の骨が露出することで骨髄炎に似た激痛が走る現象を指します。
ドライソケットを回避するための予防法:
- 強いうがいは絶対に避ける:術後数日は口に水を含んで静かに吐き出す程度にする
- ストローでの吸い飲みを禁止:口腔内が陰圧になり血餅が吸い出されるのを防ぐ
- 傷口を舌や指で触らない:気になっても患部への刺激を完全に断つ
- 激しい運動・長風呂・飲酒の自粛:血流急増による再出血を防ぐ