情報が拡散されるなかで、誇張や勘違いが一人歩きしているケースも見受けられます。筆者が現場取材を進める中で判明した「ネットのデマと注意点」を整理しておきます。
第一の誤解は、「出汁のおかわりが何杯でも自由という噂」です。一部のSNSで「出汁を飲み干した後に無料でおかわりをもらえた」という投稿が散見されますが、これは公式サービスではありません。あくまで初期提供時の「出汁多め」が好意で認められているのであり、食後の出汁の追加は、本来有料の「追加だし(単品)」をオーダーすべき範疇です。これを無料の権利のように主張することは、現場の負担を激増させるマナー違反となります。
第二の盲点は、とろろ昆布の入れすぎによるスープの激変です。無料だからと山盛りのとろろ昆布を投入すると、昆布が出汁を急激に吸い尽くし、スープがドロドロになって塩分濃度が跳ね上がります。「出汁多め」で頼んでいない場合、あっという間に麺がスープを失い、冷めてしまうという自爆パターンに陥る利用者が後を絶ちません。レンゲに軽く1〜2杯分をその都度溶かしながら食べるのが、出汁の輪郭を壊さない鉄則です。