遠赤外線とは?体の芯まで温まる科学的仕組みと効果の真相【2026】

遠赤外線とは?体の芯まで温まる科学的仕組みと効果の真相【2026】

遠赤外線とは?体の芯まで温まる科学的仕組みと効果の真相【2026】とはどのようなものなのか? 背景や要点を簡潔に解説します。

「赤外線」という言葉から、ぼんやりと赤い光を連想する方も多いはずです。しかし、物理学における遠赤外線は人間の目には見えない不可視光線(電磁波)の一種です。

太陽から降り注ぐ光は、波長の長さによってガンマ線、X線、紫外線、可視光線、赤外線、電波へと連続的に変化しています。人間の網膜が感知できる「可視光線」のうち、最も波長が長いのが赤色(約0.7μm)です。この赤色の外側にある電磁波であることから「赤外線」と名付けられました。

工業材料大手のノリタケ株式会社が公開している技術解説によると、赤外線は波長領域によって大きく区分されています。

  • 近赤外線:波長約0.7μm〜3μm(可視光線に最も近く、強い直進性を持つ)
  • 遠赤外線:波長約3μm〜1000μm(1mm)

一般財団法人遠赤外線協会の基準では、地球上の動植物に不可欠な「水の分子振動波長」の起点である3μmを境界とし、それ以上を遠赤外線と定義しています。水、食品、プラスチック、塗料、そして人間の身体は、この3μm以上の波長帯に強い吸収帯を持っています。遠赤外線が照射されると、物質内の分子が激しく振動を起こし、その摩擦によって「熱」が発生する仕組みです。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。