杉良太郎という男を語る上で、福祉活動を切り離すことはできない。彼が人道支援を始めたのは、まだ10代の売れない歌手候補生だった頃に遡る。以来、ベトナムの孤児院支援をはじめ、国内外で継続してきた支援活動は60年以上に及ぶ。寄付や支援に投じた私財は、累計で数十億円とも数百億円とも囁かれるほどだ。
単にお金を寄付するだけではない。現地へ自ら足を運び、子どもたちを抱きしめ、食事を共に提供する。その姿勢は単なる「慈善事業」を超えた、人間対人間の深い愛情に満ちている。災害時には、自前の大型トラックや機材を手配し、自ら現場で炊き出しを行った行動力は今も語り草だ。