事件の発端は、超格安で最新家電や高級ブランド品が落札できると謳うオークションサイトの横行だった。仕組みは巧妙そのもの。参加者は入札するたびに数十円の手数料を支払うが、運営側が仕込んだ自動入札プログラム(ボット)によって価格が吊り上げられ、一般利用者が落札できる機会は最初から遮断されていた。
こうした悪質なサイトの代表格が「ワールドオークション」をはじめとする複数のプラットフォームだ。利用者が支払った莫大な手数料だけが吸い上げられるシステムに対し、京都府警察などの合同捜査本部が本格的な捜査へ乗り出した。結果、サイト運営者らは詐欺罪の容疑で逮捕され、ペニーオークション詐欺事件は一気に刑事事件へと発展した。