競馬界において、いま最もその一挙一動が注目される存在といえば、お笑いコンビ・霜降り明星の粗品だろう。彼が本命に指名した馬がなぜか敗れる「粗品の呪い」という現象は、もはや競馬ファンだけでなくネット上のミームとして定着した。しかし本人は至って真剣だ。自腹で数百万単位の資金を投じるその姿は、破天荒でありながらどこか切実なリアリティを放つ。
一方で、爆笑問題の田中裕二が見せる競馬予想は、穴党ファンにとってのバイブルに近い。大穴を次々と見破り高額万馬券を仕留めてきた実績は、長年の経験と直感が生み出す独特の凄みがある。本命党の安全策を嘲笑うかのように大穴馬を本命に据える彼のスタイルは、有馬記念という波乱含みの舞台でこそ最大の威力を発揮する。