本作の波及力は、国内のオリコンチャートにとどまりませんでした。欧米やアジア圏におけるにんじゃりばんばん 海外の反応は、単なる「カワイイ文化の輸入」という枠組みを完全に凌駕していました。
その象徴的な事例が、2019年公開のハリウッドメガヒット映画『ジョン・ウィック:パラベラム』です。主演のキアヌ・リーブスが演じる孤高の暗殺者が激闘を繰り広げる中、作中の高級寿司店で板前兼刺客集団の首領・ゼロ(マーク・ダカスコス)が登場する緊迫の場面において、本作がジョン・ウィック 劇中歌として原曲のまま使用されました。監督のチャド・スタエルスキはインタビュー等で、静寂と殺伐とした暴力のギャップ、そして東京のネオンカルチャーを象徴するキッチュな狂気を表現するために、本作が唯一無二のピースであったことを示唆しています。
さらに2020年には、世界的人気DJであるにんじゃりばんばん スティーヴ・アオキによる公式リミックスが発表されました。Nintendo Switch向け対戦アクションゲーム『ニンジャラ』のコラボ楽曲として制作されたこのにんじゃりばんばん リミックスは、原曲のオリエンタルな質感をスタジアム級のエレクトロ・ハウスへと再構築。世界のフェスで数万人規模のオーディエンスを熱狂させるフロアアンセムへと進化を遂げたのです。