「注文マイクの前で頼んでから商品を手にするまで10分以上待たされた」という声は、単なるオペレーションミスではなく、モスバーガーの基本システムに起因しています。大手競合チェーンであるマクドナルドなどが「スピード重視の作り置き・ストック方式」を採用しているのに対し、モスバーガーは創業以来一貫して「アフターオーダー方式(完全受注調理)」を貫いています。
パティをグリルに乗せ、バンズをトーストし、生野菜をセットして特製ソースをかける工程は、注文が入ってからスタートします。モスバーガーの調理工程は一般的なハンバーガーチェーンよりも平均して工程数が多く、1品あたりの調理時間は注文完了から約5分〜8分を要します。前に2〜3台の車が並んでいれば、前の車の注文数次第で15分〜20分の待ち時間が発生する構造的な必然性があるのです。