2000年春、モーニング娘。の第3回追加オーディション。つんく♂氏に見出された辻希美の登場は、まさに彗星の如き衝撃だった。石川梨華、吉澤ひとみ、加護亜依とともに選ばれた4期メンバーの中でも、辻と加護の年少コンビが放つ無軌道で爆発的なエネルギーは、グループの概念そのものを拡張したと言っていい。
特に身長150cm以下のメンバーで結成されたユニット「ミニモニ。」のブームは凄まじかった。シングル『ミニモニ。ジャンケンぴょん!』はミリオンセラーに迫る大ヒットを記録し、子どもから大人までがテレビの前で踊り狂った。キャラメルを口に放り込みながらカメラの前で暴れ回っていた12歳の少女は、まさに平成日本の景気を裏側から支えるような明るいポップアイコンだったのだ。