実際の銀行窓口や日銀の現場では、どのようなやり取りが行われているのでしょうか。SNSやネットコミュニティ、銀行窓口担当者の証言から浮かび上がる現場のリアルな実態を紹介します。
現場の声1:「窓口で即日交換してもらえなかったケース」
知恵袋やSNSの体験談で目立つのが、「近所の銀行に持っていったのに、その場でお金をもらえなかった」という声です。
民間銀行の窓口担当者が目視で「確実に3分の2以上残っている」と判断できる軽微な破れであれば、数分から十数分で新紙幣に交換されます。しかし、以下のようなケースでは「鑑定扱い(預かり)」となり、日本銀行へ送付して鑑定結果を待つことになります。
- 火災やシュレッダーなどで激しく損壊・炭化している
- 何枚ものお札が水や泥で固着して塊になっている
- 破片がバラバラで、2/3残っているか5/2未満かの境界線が微妙である
預かりとなった場合、引換金が指定口座に振り込まれるまでに2週間から1ヶ月程度の期間を要します。銀行員は勝手に自己判断で紙幣を処分・判定できないため、疑わしい状態のものはすべて日銀の専門鑑識官へ回されるという仕組みです。
現場の声2:「日本銀行の本店・支店に直接持ち込んだ体験」
ペットに噛みちぎられて細切れになったお札を日本銀行本店へ持ち込んだ利用者のレポートによると、窓口では驚くほど丁寧かつ精密な鑑識作業が行われます。
日銀の鑑定では、専用の拡大鏡やグリッドシートを用いて、パズルのように破片の繊維や印刷の連続性を照合していきます。「灰になったお札でも、原形をとどめていれば灰の面積も含めて面積計算してくれる」というのは有名な事実です。ただし、日銀の窓口は事前予約制となっており、飛び込みでの訪問は受け付けていないため注意が必要です。