ネット上のチュートリアル通りに縫ったはずなのに、なぜか衿元が波打ってしまうケースが多々あります。着付けのプロが現場で徹底している「シワ防止の絶対ルール」を明かします。
盲点1:外側と内側を同じテンションで引っ張ってしまうミス
衿は首に沿って立体的なカーブを描きます。内側の半衿と外側の半衿を同じ張り具合で留めてしまうと、首に巻いた際に外側の布が余り、必ずたるみが生じます。
正解は、「内側は長襦袢の衿をやや引っ張り気味(半衿は自然体)」にし、「外側は半衿の布地を強くピンと引っ張りながら縫う」ことです。このわずかなテンションの差が、着用時に首筋に吸い付くような美しいカーブを生み出します。
盲点2:衿肩あきのカーブ処理を直線的に縫ってしまう
首の後ろから肩へ移行する「衿肩あき」部分は、最もシワが出やすいポイントです。このカーブ周辺では、まち針を打つ間隔を狭め(約2cm刻み)、布地を斜め方向に軽く引きながら固定することで、余分なダブつきを逃がすことができます。