「昔からへの字口だから生まれつきの骨格のせいだ」と諦めている人は少なくありません。しかし、現場の臨床データや美容医療の症例検証において、純粋な先天的骨格のみで口角が下がりきっているケースは全体の2割未満にとどまります。
自覚のないまま口角を下げている真の要因は、長年積み重ねられた「生活習慣の癖」です。以下のチェックリストに心当たりがないか確認してください。
- スマホ・PC操作時の前傾姿勢:首が前に出るストレートネックは、首前面の広頸筋(こうけいきん)を引っ張り、連動して口角を下方向へ牽引します。
- 舌のポジション低下(低位舌):安静時に舌先が上あご(口蓋)についておらず、下あご側に落ちていると、口元の筋肉が緩んでたるみを誘発します。
- 片側噛み・歯ぎしり:片方の奥歯ばかりで噛む癖があると、口角下制筋の緊張に左右差が生じ、口元の歪みにつながります。
骨格上の特徴(上顎前突など)がある場合でも、周辺の軟部組織や筋肉の使い方を再教育することで、口角の位置と角度は十分にコントロール可能です。