ドンマイ川端の競技キャリアにおいて特筆すべきは、国内シニア最高峰の舞台で頂点に立った事実です。天理大学時代には激戦区の男子60kg級において、並み居る強豪を撃破し全日本学生柔道体重別選手権大会で優勝。チームの精神的支柱である主将も務め上げました。
大学卒業後は、多くの一流柔道家を輩出してきた実業団の名門・了徳寺学園(現・了徳寺大学職員柔道部)に所属。日本代表選考の最重要大会の一つである講道館杯全日本柔道体重別選手権大会で見事に頂点に君臨し、国際大会への派遣も経験しました。五輪金メダリストの野村忠宏氏をはじめ、錚々たるレジェンドたちと実際に肌を合わせてきた経歴は、伊達ではありません。
得意技である背負投と変則的な足技、そして相手の重心を瞬時に無力化する組手争いの巧さは、当時の対戦相手やコーチ陣からも高く評価されていました。引退後に時間が経過した現在でも、現役の強化指定選手と乱取りを行えば即座に対応できる技術的バックボーンは、この過密なトップ戦線で磨き抜かれたものです。