熱狂的なブームを巻き起こした『ROOKIES -卒業-』における泥臭く熱量に溢れた演技から、大ヒットを記録したNHKの連続テレビ小説『ひよっこ』での心温まる市井の人々の描写に至るまで、その振れ幅には驚かされるばかりだ。ヒューマンドラマという枠組みにおいて、彼が演じるキャラクターは単なる記号に終わらない。どこかに実在していそうな、人間臭い多面性を必ず持ち合わせている。
どんなに短い登場時間であっても、その人物が歩んできたバックボーンを感じさせる能力。時代背景や社会の空気感を的確に捉え、カメラが回っていない時間すら想像させる深みのある表現力こそ、彼が幅広い世代から支持される根源と言える。