インターネット上の検索や掲示板では、本作とフレーズに関して一部の誤解や都市伝説が長年語り継がれてきました。現場資料と取材情報に基づき、これらの真偽を整理します。
誤解1:原作者の出身地における実在の方言である?
前述の通り、完全なフィクション造語です。作中の舞台は特定の地域一つではなく、埼玉県、新潟県、千葉県、東京都西多摩地区などの里山風景を複合的にモデルとしていますが、どの地域の方言史にも「にゃんぱすー」に類する言葉は記録されていません。
誤解2:アフレコ時の完全なアドリブから生まれた?
言葉自体はあっと氏の原作漫画の段階からセリフとして記述されていました。ただし、声優の小岩井ことりさんが持ち込んだ「感情の起伏を極力抑えた棒読み風のニュアンス」という音声演出のアプローチが、原作者や音響監督の想像を超えた相乗効果を生み出したことは紛れもない事実です。
誤解3:れんちょんは「にゃんぱすー」しか言わない?
「にゃんぱすー」のインパクトが突出しているため、挨拶専用マシンと思われがちですが、れんげは作中で数々の哲学的・情緒的な名言を残しています。「うち、田舎に住んでるのん?」「なんつーか、ウチらはいつでもどこでも一緒なん」「具、多すぎるん」など、子どもの視点から世界の広さと切なさを捉えたセリフの数々は、作品の深みを支える重要な要素です。