自治体が管理するじゃぶじゃぶ池のオープン時期は、かつては「小中学校の夏休み開始(7月20日前後)」に合わせるのが通例でした。しかし、気象庁の長期予報でも初夏からの高温傾向が常態化している2026年現在、多くの自治体が開設スケジュールを柔軟に前倒ししています。東京都内の主要区立公園では、6月第3週または第4週の週末からプレオープンを行い、本格稼働を7月上旬から9月上旬までとする運用が定着しました。一方で、天候不順や気温が25度に満たない日、あるいは定期清掃日には注水を停止する施設が多いため、自治体の公式ウェブサイトやSNSでの当日の稼働速報の確認が欠かせません。
現地を訪れる親たちが最も混乱しやすいのが、入水条件をめぐる規約です。とりわけ「水遊び用オムツの可否」は、公園の立地や水処理設備によって方針が真っ二つに分かれています。東京都内の公園緑地課担当者は取材に対し、次のように明言します。「水遊び用パンツは固形便をブロックする構造にはなっていますが、尿や下痢便の病原菌を食い止めるフィルター機能はありません。当区では利用者の安全と水質維持を最優先とし、通常のオムツが完全に外れていないお子様の池への入水は一律でご遠慮いただいています」。
足元の安全に関しても、以前のような「裸足で水遊び」を推奨する光景は過去のものとなりつつあります。直射日光で焼けたコンクリートによる足裏の火傷、排水口付近の金具や小石・ガラス片による切創事故を防ぐため、現在はかかとが固定できるウォーターサンダルやマリンシューズの着用を義務化、もしくは強く推奨する施設が過半数を占めています。脱げやすいビーチサンダルや日常使いのスニーカーは、衛生維持と転倒防止の観点から入水不可とされる場合が多いため注意が必要です。