日本国内でも速報として大々的に報じられた韓国の話題の事件には、単なる偶発的トラブルにとどまらない根深い社会的背景が存在します。記憶に新しいソウル・新林洞や京畿道・書峴駅周辺で相次いだ無差別襲撃事件では、白昼の繁華街で凶器が振るわれ、日韓両国に強い衝撃を与えました。一連の事件において被疑者らが供述した動機には、強い社会的孤立感や他者への一方的な怨嗟、認知の歪みが共通して見られます。
また、韓国の芸能界を揺るがした事件やスキャンダルも後を絶ちません。人気K-POPアイドルやトップ俳優が関与した違法薬物使用疑惑、クラブを舞台にした組織的性加害、所属事務所との泥沼の法廷闘争などは、グローバル市場で急成長を遂げたエンターテインメント業界の過酷な労働環境やコンプライアンスの脆弱性を浮き彫りにしました。メディアやネットユーザーによる過熱した追及が当事者を極限まで追い詰める構図も、度々議論の的となっています。
さらに、社会を根底から揺るがしたのが、メッセージアプリ「テレグラム」などを悪用した集団的デジタル性暴力や、AI技術を悪用したディープフェイク画像・動画の拡散事件です。一般人や学生、著名人を問わず標的となったこの問題は、匿名空間におけるモラルの崩壊と法整備の遅れを露呈させ、国家的な重大脅威として位置づけられるに至りました。