物語の結末において、志葉薫が放った「封印の文字」は、ドウコクが半分人間を取り込んでいた影響により無効化されてしまいます。志葉家の絶対的な切り札が破られた絶望的状況の中で、薫が下した英断こそが「志葉丈瑠を自分の養子にし、志葉家19代目当主を継承させること」でした。
年下の薫が母親、丈瑠が息子という奇抜な法的手続きにより、丈瑠は名実ともに正統な「殿」となり、志葉家の家伝モヂカラを正式に託されます。もはや影武者でも囮でもなく、一人の人間・真のリーダーとして仲間たちの中心に立った丈瑠は、家臣5人とともにモヂカラのすべてを結集し、ついに血祭ドウコクを討ち果たしました。
戦いが終わった後、丈瑠は薫に当主の座を返上し、家臣たちもそれぞれの道へと旅立っていきます。縛られた主従関係から解放された彼らは、対等な「友」としての笑顔を交わし合い、それぞれの未来へと歩み出していったのです。