プラスチックの黄ばみには、発生プロセスごとに大きく分けて3つの要因が存在します。
1. 紫外線と酸化防止剤による化学変化(暗所黄変・光劣化)
家電の外装に多用されるABS樹脂には、成形時の熱劣化を防ぐために酸化防止剤や難燃剤(臭素系難燃剤など)が添加されています。これらが長期間にわたって紫外線や日光、あるいは暗所での空気中の酸素と反応すると化学変化を起こし、黄色い物質へと変質します。これが頑固な黄ばみの主原因です。
2. タバコのヤニや油煙の付着(外因性)
喫煙環境やキッチンの近くにある家電は、空気中に漂うニコチンや油粒子が表面に吸着し、黄色く変色していきます。これは純粋な表面汚れです。
3. 経年劣化によるポリマー自体の分解
熱や湿気、長年の使用によってプラスチックの分子鎖が徐々に破壊され、素材そのものが劣化して変色する現象です。