市販の安全ストローが手元にないときや、急な外遊びの場面で重宝するのが、家庭にある使い捨てストローを用いた加工テクニックです。単にストローを浸して吹くだけでは、液が先端に留まらず「1回吹いたらすぐ割れる」「液が垂れて手がベタベタになる」というストレスが生じがちです。これを劇的に改善するのが「先端切り込み加工」です。
作り方は驚くほどシンプルです。ストローの先端から縦方向に、ハサミで約5mm〜8mmの深さの切り込みを十字に4箇所入れます。切り込みを入れた部分を指先で外側へ花びらのようにパッと広げます。このわずかな加工によって、先端の表面積が数倍に拡大します。液体が持つ表面張力と毛細管現象によってシャボン液の保持膜が分厚く形成され、少量の息でもぷっくりとした割れにくい泡が次々と生成されます。
さらに子どもたちが熱狂するのが、ストローを複数本束ねる「多連装・連射裏技」です。加工したストローや一般的なストローを5本から7本ほど用意し、輪ゴムやマスキングテープで蜂の巣状(ハニカム構造)にきつく束ねます。これにシャボン液を浸してひと息吹くだけで、細かな無数の泡がブドウの房のように一度に数十個も空へと解き放たれます。息を吹く負荷が分散されるため、小さな肺活量でも簡単に飛ばすことができ、吹く快感を早期に体験させることが可能です。
ストロー以外にも、身の回りにある日用品が優れた吹き具の代用品として機能します。
- モール(手芸用):芯に針金が入ったモールを好みの輪っか状にねじり、持ち手を作ります。起毛素材がシャボン液を大量にスポンジのように抱え込むため、息を吹くだけでなく空中で腕を振るだけで巨大なシャボン玉が簡単に飛び出します。
- クッキーの抜き型:星型やハート型の金属・プラスチック型を液に浸し、ゆっくり息を吹き込むと、形の変化を楽しみながら大きな気泡を作ることができます。
- ペットボトル+ガーゼ:底を切り落としたペットボトルの切断面にガーゼやタオル生地を輪ゴムで固定し、生地にシャボン液をつけて飲み口から息を吹き込むと、まるでソフトクリームのような濃密な泡の柱(泡ヘビ)が無限に出現します。口元と液面が物理的に完全に離れるため、誤飲の心配がない点でも極めて優秀です。